アオスジアゲハ- アゲハチョウ科 -

アオスジアゲハ成虫
分布
アオスジアゲハは本州、四国、九州、沖縄など、国内では北海道や東北などの寒さの厳しい地域以外で見る事ができます。
基本的には南方系の蝶なので熱帯アジアなどに広く分布しています。
生息場所
市街地など。
季節
5月~8月
春から夏にかけて活動しています。
アオスジアゲハ幼虫
その他の名称
青条揚羽
英名:[Common Bluebottle]
学名:[Graphium sarpedon]
開張
55~65mm
食べ物
幼虫はクスノキなどの葉を食べます。
越冬態(えっとうたい)
蛹(さなぎ)
特徴
アオスジアゲハは名前の通り、羽の中心部分に青い筋のある非常に美しい蝶で、神社などに植えられている事の多いクスノキを好む為、ところどころに神社のある都市部でも普通に見る事ができるのが大きな特徴です。

アオスジアゲハの体の特徴としては羽の青みを帯びた部分には鱗粉(りんぷん)がなく、オスは地面に降りて水を飲む事もあります。また、メスはオスと比べて腹部が太いなどの違いはありますが、羽が殆ど同じ為、通常は遠目では見分けがつきません。
アオスジアゲハの幼虫は2枚目の写真のように体の殆どが黄緑色で、主にクスノキの葉の上にいます。

アオスジアゲハは春型と夏型で違いがあり、春型は後ろ羽の下側に茶白色の毛がありますが、夏型には見られません。また、青みを帯びた部分が春型よりも夏型の方が細く、春型のオスの羽の裏には1枚目の写真のように赤い部分がところどころに見られます。