ギフチョウ- アゲハチョウ科 -

ギフチョウ1
分布
ギフチョウは一般的には本州にしか生息していないと言われています。
生息場所
里山など。
季節
4月~5月
春先の限られた時期にだけ見られます。
ギフチョウ2
その他の名称
岐阜蝶
英名:[Japanese Luehdorfia]
学名:[Luehdorfia japonica]
開張
50~60mm
食べ物
幼虫はカンアオイの葉などを食べます。
越冬態(えっとうたい)
蛹(さなぎ)
特徴
ギフチョウは年に一度、桜の咲く時期にだけあらわれる「春の女神」とも呼ばれるアゲチョウ科の蝶で、明治時代に岐阜県で始めて確認された事が「ギフチョウ」の名前の由来となったとされています。
ギフチョウは花の蜜を求めてゆるやかにとび、カタクリ、スミレなどの春にだけ花咲かせる植物の所に舞い降りる美しい蝶ですが、幼虫が広葉樹林の中でしか育たないカンアオイの仲間の植物の葉しか食べない事から、広葉樹を伐採し、スギなどが植林されている山では殆ど見る事ができないといわれています。

ギフチョウの体の特徴としては黄色と黒のだんだら模様が最も目立つ特徴で、このギフチョウと非常によく似ている種であるヒメギフチョウとの違いは前羽の先端の模様の黄色の部分がギフチョウの方がひとつだけずれており、ヒメギフチョウに比べてギフチョウは前羽に丸みがないなどの差異が挙げられます。