オオムラサキ- タテハチョウ科 -

オオムラサキ成虫
分布
オオムラサキは北海道、本州、四国、九州などに分布しています。
生息場所
里山など。
季節
6月~8月
夏の暑い時期に活動しています。
オオムラサキ幼虫
その他の名称
大紫
学名:[Sasakia charondae]
開張
75~100mm
食べ物
幼虫はエノキやエゾエノキなどを食べます。
成虫はクヌギやコナラなどの樹液を吸います。
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
オオムラサキは1957年に日本昆虫学界の手によって日本の国蝶に指定された蝶で、選定の際にはオオムラサキの他にもギフチョウ、ナミアゲハ、ミカドアゲハなどの名があがったと言われています。

オオムラサキは実はオスだけが翅の中心が紫色をしており、メスは翅全体が茶色となっています。また、幼虫は2枚目の写真のように体全体が緑色をしています。

オオムラサキの成虫はコナラやクヌギの樹液を好みますが、この樹液はボクトウガの幼虫が木に住みつく事で長い間でるようになります。そして、この樹液が出ている部分にスズメバチが集まると更によく樹液がでるようになり、オオムラサキをはじめ、様々な昆虫が集まってくるとされています。

尚、日本の国蝶とされているオオムラサキですが日本固有の種という訳ではなく、国外においても東アジアなど、広い範囲に分布しています。