オオスズメバチ- スズメバチ科 -

オオスズメバチの写真
分布
オオスズメバチは北海道、本州、四国、九州など沖縄以外の地域に分布しています。
また、屋久島や種子島などの南の島でも見られるようです。
生息場所
主に里山。
稀に民家などにも巣を作ります。
季節
4~10月。
オオスズメバチは冬以外の比較的暖かい時期に見られます。
オオスズメバチの幼虫
その他の名称
大雀蜂
英名:[Asian giant hornet]、[Japanese giant hornet]
学名:[Vespa mandarinia]
全長
女王蜂:約45mm
働き蜂:30~35mm
食べ物
昆虫など。
越冬態(えっとうたい)
成虫
特徴
オオスズメバチは日本に生息しているハチの中で最も大きなハチであると言われている、非常に強い毒性と噛む力の強い大顎を持っている昆虫で、紙のような材質の巣を作り、集団で卵や幼虫を育てるという特徴を持ったハチです。

オオスズメバチは秋になるとミツバチの巣箱を襲うという習性を持つ事から養蜂家などにとっては厄介な害虫となっており、稀に民家などにも巣をつくり、しかも強い毒を持っている事から一般の人にとっても特に注意すべき昆虫であるとされています。

尚、元々、日本に生息しているニホンミツバチは巣を襲われた際にオオスズメバチを包み込む蜂球が作り、オオスズメバチを逆に蒸し殺すという対抗手段を持っていますが、現在、養蜂家が飼育する主流のハチとなっているセイヨウミツバチはオオスズメバチに対抗するすべを持たず、数万匹のミツバチが2時間で全滅させられる事もあるそうです。

日本ではオオスズメバチを駆除する専門業者が存在しており、大体、15,000円~30,000円位で駆除を請け負っているとの事なので、もし、人の多い場所や自身の家などでオオスズメバチの巣などを見かけた場合には駆除を依頼してみるのもよいでしょう。