ウスバカゲロウ- ウスバカゲロウ科 -

ウスバカゲロウ
分布
ウスバカゲロウは日本全国、殆どの地域に分布しています。
生息場所
平地など。
季節
6月~10月
初夏から秋にかけて見る事ができます。
アリジゴク
その他の名称
薄翅蜉蝣、極楽トンボ、神様トンボ
学名:[Hagenomyia micans]
体長
30~35mm
食べ物
幼虫であるアリジゴクはアリなどの昆虫などを食べます。
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
ウスバカゲロウはウスバカゲロウ科に属する昆虫で成虫も広く知られていますが、幼虫が逃げられないという意味の例えなどで多く用いられる「アリジゴク」である事が知名度を上げているひとつの要因となっているようです。

ウスバカゲロウの幼虫であるアリジゴクはすり鉢状の巣を作り、そこに落ちてくるアリなどの虫を大きな顎で捕まえ、その体液を吸って成長します。また、雨が当たらない場所など、あまり水気を帯びない場所に巣を作る事でも知られています。
また、アリジゴクは成虫になるまでにかなりの期間を要する昆虫で、通常でも1年ほどの期間が必要とされていますが、罠にかかる昆虫が少ない環境下では成虫になるまでに2年程かかることもあるそうです。

ウスバカゲロウ翅は透明でかなり幅が広くて長さがあり、1枚目の写真のように腹部を遥かに超えています。翅に静脈が多くてやわらかい事も特徴のひとつです。