ヤマトタマムシ- タマムシ科 -

ヤマトタマムシ1
分布
ヤマトタマムシは本州、四国、九州、沖縄などに分布しています。
生息場所
里山など。
季節
7月~8月。
夏の特に暑い時期。
ヤマトタマムシ2
その他の名称
倭玉虫
学名:[Chrysochroa fulgidissima]
体長
30~40mm
食べ物
幼虫は弱ったサクラの木などを食べます。成虫はケヤキなどの葉を食べます。
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
ヤマトタマムシは単にタマムシと呼ばれる事も多い、日本に生息しているタマムシの中でも代表的なタマムシであり、金属的な艶のある最も美しいとされる昆虫のひとつでもあります。

ヤマトタマムシの特徴として最初に挙げられるのは、その金緑色に輝く羽に赤い縦筋が入る美しい姿にあると言えるでしょう。この美しい金属光沢の羽は構造色と呼ばれる幻の色であり、通常の色が光の反射と吸収によってあらわれるのに対し、この構造色は光が回転や散乱、屈折や干渉を起こしてあらわれる色であり、この仕組みは現在の主流である液晶モニターなどとよく似た構造であるとも言われています。

ヤマトタマムシは基本的に真夏の日差しの強い時に活発に活動しますが、一度に多く発生する事はほとんどないとされています。

尚、ヤマトタマムシは前羽が工芸品などの材料として利用され、その歴史は古く、最も古いものは7世紀に作られた玉虫厨子(たまむしずし)であるとされ、奈良の法隆寺に保存されています。
現在はこの玉虫厨子には玉虫の羽は殆ど残っていませんが、1960年と2008年にこの玉虫厨子のレプリカが作られ、1960年に作られた際には5348匹のヤマトタマムシの羽が使用されたそうです。
また、この玉虫厨子のレプリカは現在は高島屋別館の資料館に保存され、2008年に作られたものはオリジナルと同じく法隆寺に寄贈されています。