アオマツムシ- コオロギ科 -

アオマツムシ1
分布
アオマツムシは主に本州と九州に生息しています。
生息場所
市街地など。
季節
8月~11月
夏の終わり頃から秋の終わりにかけて見る事ができます。
アオマツムシ2
その他の名称
青松虫
学名:[Truljalia hibinonis]
体長
約24mm
食べ物
幼虫は雑食性で様々な虫や植物などを食べます。
越冬態(えっとうたい)

特徴
アオマツムシは現在では秋に鳴く昆虫の代表的なもののひとつで分類上はコオロギ科に属しています。鳴く虫の代表的なものとしてはスズムシ、コオロギ、マツムシ、キリギリスなどが有名ですが、都会で一番多く声を聞く機会が多いのはこのアオマツムシだと言われています。

アオマツムシの体は羽と胸が緑色、後ろ足が短く、その鳴き声はチリチリチリまたはリーリーなどと例えられます。生息している場所は主にサクラ、モモ、スズカケ、アカリなどの木の上で基本的には一生、木の上で過ごします。

このアオマツムシは元々、国内には存在していない昆虫でしたが、明治年間に熱帯アジアから輸入された苗木に卵がついていた事から、1970年頃から急激に増えだし、日本に住みつくようになったと言われています。

尚、アオマツムシはヨコヅナサシガメの幼虫が天敵で、捕らえられた後、体液を吸われてしまう事があります。