フタモンアシナガバチ- スズメバチ科 -

フタモンアシナガバチの成虫
分布
フタモンアシナガバチは北海道、本州、四国、九州、沖縄、北から南まで日本全国、全ての地域で見る事ができます。
生息場所
里山など。人家の周りなどにもごく普通に生息しています。
季節
4月~10月。
フタモンアシナガバチの幼虫
その他の名称
二紋脚長蜂
学名:[Polistes chinensis]
全長
14~18mm
食べ物
花の蜜、アオムシ、毛虫など
越冬態(えっとうたい)
成虫
特徴
フタモンアシナガバチはおそらく日常生活の中で最も多く見る機会の多い蜂で環境適応能力が高い為、日本の殆どの地域に生息しています。また、一般的には略して単に「アシナガバチ」と呼ばれている事も多いようです。

フタモンアシナガバチの名前の由来はお腹の部分に一対の黄色の紋がある為、二つの紋があるアシナガバチという意味で名づけられたと言われています。

フタモンアシナガバチの一生はメスが冬を越して巣を作る事から始まります。(オスは冬を越せない為、春に見かける個体は全てメスです。)
メスは枯れ木の繊維を集めて、強靭な顎で細かく刻み、唾液で練って巣の材料とします。この時、卵や幼虫が入るひとつひとつの穴は触覚で長さを測りながら作っていると言われています。
フタモンアシナガバチのメスは卵を入れる部屋がひとつ出来るとすぐに、その中に卵を産みます。こうする事によって、卵が孵化するまでの1週間を卵ごとにずらす事ができ、はやく作られた部屋から順に幼虫になっていく事になります。
メスは幼虫達に餌を運び、やがて幼虫は自らで部屋に蓋をし、20日程で成虫になります。こうして成虫になった蜂はすぐに働き蜂として幼虫を育てる手伝いをするようになります。
夏の終わり頃になるとオス蜂やメス蜂が生まれ、最初に巣を作り始めたメス蜂はこの頃に死んでしまい、その役目を新しく成虫になった蜂達が引き継いでいきます。
秋になると巣には殆ど蜂はいなくなり、冬になると完全に蜂は姿を消します。こうして冬を別の場所で越したメスが、春になった時にまた新しい巣を作る事になるのです。

尚、フタモンアシナガバチはオオスズメバチなどに比べると遥かに弱いものですが毒を持っている為、もし出会った場合でもあまり刺激したりしないように注意しましょう。