ゴマダラカミキリ- カミキリムシ科 -

ゴマダラカミキリ1
ゴマダラカミキリ3
分布
ゴマダラカミキリは北海道、本州、四国、九州など全国的に分布しています。
また、奄美大島などにはオオシマゴマダラカミキリ、与那国島にはヨナグニゴマダラカミキリ、小笠原諸島にオガサワラゴマダラカミキリといった形でゴマダラカミキリの近縁種が南の島々にも分布しています。
生息場所
平地から里山、街中など。
山中や平地の木々の生えた場所の中や街中の並木や公園の中の森、人家の付近などでも見られます。
季節
5月~9月。
特に夏の暑い時期に活発に活動しています。
ゴマダラカミキリ2
ゴマダラカミキリ4
その他の名称
胡麻斑髪切
学名:[Anoplophora malasiaca]
開張
25~35mm
食べ物
幼虫はクワなどの生木を食べます。
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
ゴマダラカミキリは日本に住むカミキリムシの中では中程度の大きさのカミキリで全国的に分布し、生息場所も幅広いのでカミキリムシの中では比較的、見つけやすい種類だと思われます。多くの虫は明かりに集まる習性を持っていますがゴマダラカミキリは明かりにはあまり集まらないと言われています。

ゴマダラカミキリの体は地の色は光沢のある黒色、前翅には白色から黄色の小さな斑紋が見られ、この特徴が和名の由来となっています。また、触角の部分は黒色と灰白色が交互の縞模様になっており、足の部分と腹、触角の付け根には青白い毛があります。

成虫は様々な木を餌とすることで知られ、クワの木やヤナギ類の木、柑橘類の木、イチジク、バラ科の植物などの樹皮や新しい枝、葉っぱの部分などを食べます。
ゴマダラカミキリは暑い時期にしか殆ど見られない昆虫ですが卵から成虫になるまでに2年程の歳月が必要です。

ゴマダラカミキリに似た種類の昆虫としてはシラフヒゲナガカミキリなどがあげられます。