カナブン- コガネムシ科 -

カナブン1
分布
カナブンは主に本州、四国、九州などに分布しています。
海外では朝鮮半島や中国大陸などに生息しています。
生息場所
里山など。
季節
7月~8月
夏の半ばから終わりにかけて。
カナブン2
その他の名称
金蚊
英名:[Drone beetle]
学名:[Rhomborrhina japonica]、[Pseudotorynorrhina (Rhomborrhina) japonica]
体長
23~29mm
食べ物
幼虫は朽ちた木などを食べます。
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
カナブンは代表的なコガネムシ科の昆虫のひとつで成虫になると主に樹液や桃などを食べて生活しています。また、全身が銅色のカナブンと上の写真のような緑色のカナブンの2種類がいます。緑色の個体しかいないアオカナブンと言う種類もいますが、そちらはカナブンよりも体がやや細身で、頭も少し縦に長い事がカナブンとの違いとなっています。

カナブンにはこのページで掲載している通常のカナブンの他、前述したアオカナブン、クロカナブンなどがいますが、体が黒いクロカナブンは殆ど見る機会はなく、比較的、珍しい昆虫だと言えます。

カナブンは非常に飛行能力が高い事で知られ、かなり速いスピードで飛ぶ能力を持ちつつ減速も得意としている事から、目標を見つけるとゆっくりとスムーズに着地するができます。
また、嗅覚も優れていて、飛行中でも樹液や果物の匂いを敏感に感じ取る事ができます。

尚、カナブンは夏の暑い時期に出てきて、その後、約一ヶ月で死んでしまう割と短命な昆虫だと言えます。