コフキトンボ- トンボ科 -

コフキトンボ1
コフキトンボ3
分布
コフキトンボは北海道、本州、四国、九州、西南諸島など全国的に分布していますが小笠原諸島には分布していません。
生息場所
平地や丘陵などに多く生息しています。
基本的には河川や池など水辺を好み、水面から出ている枝に止まっている姿がよく確認されています。
季節
4月~10月
春の中旬頃から秋の半ば頃にかけて活動しています。
コフキトンボ2
コフキトンボ4
その他の名称
学名:[Deielia phaon]
体長
37~48mm
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
コフキトンボはオスの個体が成熟すると体が地の色が黒くなり、まるで粉をふいたように白い粉で覆われる事から「コフキトンボ」と名付けられました。未熟なうちは地の色は黄褐色で黒い筋が多く見られます。翅の色はほぼ透明です。

メスはオスとは胴体の色が異なり全体的に麦わら色ですがミヤマアカネ似た「オビトンボ型」と呼ばれている個体は翅の先端の近くに暗褐色の帯があります。(3枚目の写真に写っている個体です)
この「オビトンボ型」の出現比率については地域によって大きな差があるとされています。

地上で静止する際は枝先や葉っぱの先などに止まりますが、夜に眠る時にはぶら下がるという特徴があります。

コフキトンボの産卵方法は水面に腹部の先端を打ちつけるようにして産卵する「打水産卵(だすいさんらん)」です。

コフキトンボのヤゴ(幼虫)は腹部が短くふっくらとした体形をしています。