ミドリヒョウモン- タテハチョウ科 -

ミドリヒョウモン1
ミドリヒョウモン3
分布
ミドリヒョウモンは北海道、本州、四国、九州など様々な地域に分布しています。
海外においてはユーラシア大陸の温帯域に分布しています。
生息場所
平地から山地にかけての森林地帯およびその周辺地帯や耕作地帯などに生息し、特に山地の林道で多くの個体が見られます。
季節
6月中旬~9月下旬
成虫は夏の始まりから秋の始まりにかけての時期に活動してます。
ミドリヒョウモン2
ミドリヒョウモン4
その他の名称
緑豹紋
英名:[Silver-washed Fritillary]
学名:[Argynnis paphia]
体長
65~80mm
食べ物
タチツボスミレ、オオタチツボスミレなどのスミレ科の植物を食べます。
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
ミドリヒョウモンは翅の裏側がやや緑色を帯びている事が特徴のタテハチョウ科の蝶で、翅の模様が似ている蝶としてはウラギンスジヒョウモン、メスグロヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンなどがあげられます。
また、ミドリヒョウモンはヒョウモンチョウ類の中でもツマグロヒョウモンなど共によく見られる種類です。

ミドリヒョウモンは翅の表側はオレンジ色をしており、黒っぽい色の模様があります。メスはこの黒っぽい模様が占める面積が多くなっており、左上の写真の個体のように翅の外側がフチどられています。

日中は素早く飛びながらアザミやヒヨドリなどの植物の花の元を訪れ、オスは地上や崖などの水のある場所で吸水します。メスは食草付近にある樹木の樹幹部に産卵する事で知られています。