アサギマダラ- マダラチョウ科 -

アサギマダラ1
分布
アサギマダラは北海道から沖縄まで日本全国のほぼ全域に分布しています。
国外でも中国、台湾、朝鮮半島、ヒマラヤ山脈まで広く生息しています。
生息場所
里山や山地など。
季節
5月~11月。
春の終わりから秋にかけて。
アサギマダラ2
その他の名称
浅葱斑
英名:[Chestnut Tiger]
学名:[Parantica sita]
開張
100mm
食べ物
幼虫はカモメツル、イケマなどを食べます
越冬態(えっとうたい)
幼虫または蛹(さなぎ)
特徴
アサギマダラは羽を広げると10cmほどの大きさになる美しい蝶で、名前のアサギ部分は「浅葱色(あさぎいろ)」を意味しています。一般的にはあまり使われる事のない色の名前ですが、浅葱色とはごく薄い藍色の事でアサギマダラの羽の内側にある半透明の薄い青色の部分の色です。

アサギマダラは非常に後ろ羽の外側に美しい茶色を帯びた部分があるのも大きな特徴のひとつです。
また、アサギマダラの幼虫は7月末頃には蝶になり、アサギマダラが大好きなヒヨドリバナが咲いている山の上に集まります。アサギマダラがヒヨドリバナに集まる理由としてはオスがフェロモンをつくるのにヒヨドリバナの花の蜜が必要なのではないかという説もあります。

アサギマダラの特徴としては羽の青白い部分には鱗粉(りんぷん)がなく、基本的にはふわふわとゆっくりと飛びますが、風に乗るとかなり速いスピードで飛ぶ事ができます。