ハグロトンボ- カワトンボ科 -

ハグロトンボの成虫1
分布
ハグロトンボは本州、四国、九州などに分布しています。
生息場所
里山の水辺など。平地や丘陵でも見られますが基本的には河川に近い場所に生息しており、川の近くにある草原や林などでも見る事ができます。
季節
5月~10月。春の中ごろから秋の半ばくらいまで活動しています。
ハグロトンボの成虫2
その他の名称
翅黒蜻蛉
学名:[Vespa analis]
全長
54~68mm
食べ物
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
ハグロトンボは名前の通り、翅の色が黒いトンボでその黒い翅は正確には完全な黒ではなく、わずかに茶色みがかった黒褐色です。カワトンボ科の代表的な種類のひとつである「アオハダトンボ」とよく似た種類としても知られています。
アオダトンボとの見分け方としてはアオハダトンボの方が翅の色が青みを帯びており、体長もハグロトンボの方が少し大きいといった違いがあります。

翅の幅が狭い事などが体の特徴としてあげられ、胴体部分はメタリックグリーンに近い色をしています。

多くのカワトンボ科のトンボと同じく、流れの遅い川の付近で群れて生活している事が多いようです。
また、オスは縄張り意識が強く、オス同士で縄張り争いをする姿を見かける事もあります。

1990年頃に都市部で数が急激に減少し、一時は都市部では殆ど見られないトンボとなりましたが現在では都市部でも少し数が増え始めていると言われています。