オオウラギンスジヒョウモンタテハチョウ科

オオウラギンスジヒョウモン1
分布
オオウラギンスジヒョウモンは北海道、本州、四国、九州など日本国内の非常に広い範囲に分布しています。
生息場所
丘陵から山地にかけての地域に生息しています。
主な生息場所は森林内、林の近くにある草地などです。稀に都市部の近くなどでも確認されています。
季節
6月~11月
成虫は夏の始まりごろから秋の終り頃にかけての時期に活動しています。
オオウラギンスジヒョウモン2
その他の名称
大裏銀筋豹紋
英名:[The Great Eastern Silverstripe]
学名:[Argyronome ruslana]
開張
60~75mm
食べ物
タチツボスミレ、ニョイスミレなどのスミレ科の植物を食べます。
越冬態(えっとうたい)
卵、幼虫
特徴
オオウラギンスジヒョウモンは名前の通り、翅の裏側に銀色(白色)の筋状の模様を持つ蝶で翅の表側は黄色またはオレンジ色の地に濃い褐色の斑紋が散らばっています。その他のヒョウモン類の蝶と同様に秋ごろになると産卵します。

翅の裏側には複雑な模様があられており、前肢の先端にある紋は緑褐色で後翅の中ほどにある白い帯状の模様よりも外側は濃い緑褐色です。
近似種であるウラギンスジヒョウモンとはよく似ていますが大きさがやや大きいという点と翅全体がやや尖った印象であるといった点が異なります。しかし、あまり大きな違いはないのでウラギンスジヒョウモンと見分けるのは容易ではありません。
また、メスの前翅の表側の先端付近には小さな三角形の白色の紋があり、翅の表側の地の色もオスに比べてやや緑色を帯びています。

オオウラギンスジヒョウモンは今の所、個体数の減少などはあまり起こっていないようです。