ヤマトシジミ- シジミチョウ科 -

ヤマトシジミ1
分布
ヤマトシジミは本州、四国、九州、沖縄など、国内の広い地域に分布しています。
生息場所
市街地など。
季節
4月~11月
ヤマトシジミは春から秋かけて活動しています。
ヤマトシジミ2
その他の名称
大和小灰蝶、大和蜆蝶
英名:[Pale Grass Blue]
学名:[Pseudozizeeria maha]
体長
20~29mm
食べ物
幼虫はカタバミという草を食べます。
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
ヤマトシジミは都会でも割と簡単に見る事ができる蝶で、ヤマトシジミの幼虫の餌となるカタバミという植物が生育できる環境であれば、どこでも繁殖できるという特徴を持つ事から日本で一番、生息数が多い蝶なのではないかと言われている種類です。

ヤマトシジミの体の大きな特徴としてはメスの翅は2枚目の写真のように黒っぽい色をしており、オスは1枚目の写真のように淡い青紫色である事で、この特徴によって雌雄の区別は一目瞭然であると言えます。
しかし、翅の裏側に関してはオスもメスも同じく、白地に黒い点が体を中心に円を描くように散らばっているという模様なので、裏側からはオスメスの区別は難しくなります。

ヤマトシジミは飛ぶ力が弱く、あまり素早く移動する事はできませんが、狭い環境でも十分に育つ事ができる為、道端や庭の花壇などにも生息する事ができます。
また、一説によれば人が草刈りを行う事によって、ヤマトシジミが生育するには良い環境が作り上げられ、生息地域が広がったのではないかと考えられています。